主な抗うつ薬

 うつ病治療で使われる,主な抗うつ薬の紹介します.抗うつ薬は脳に働き,セロトニンノルアドレナリンなどを増やす効果があります.これらホルモンは脳内でやる気や落ち着き,イライラや怒りなどをコントロールしています.このバランスが崩れた場合,うつ状態から気分を上向きにさせ,種類によってはやる気を起こさせる働きをします.

 なお,どの抗うつ剤でも共通するのが,個人差はありますが確実な効き目が現れるのに1〜2週間以上かかります.筆者もトレドミンを使用し始めて,明らかにうつ気分が解消されたのにひと月,やる気がでるようになるまでふた月かかっています.


主な抗うつ薬
グループ 世代 化学名 商品名

SNRI

第4世代 ミルナシプラン トレドミン
SSRI 第3世代 フルボキサミン デプロメールルボックス
パロキセチン パキシル
セルトラリン ジェイゾロフト
四環系抗うつ薬 第2世代 マプロチリン ルジオミール
ミアンセリン テトラミド
セチプチリン テシプール
その他 トラゾドン レスリンデジレル
スルピリド ドグマチールほか
炭酸リチウム リーマスほか
三環系抗うつ薬 ロフェプラミン アンプリット
アモキサピン アモキサン
ドスレピン プリチアデン
第1世代 イミプラミン トフラニールほか
アミトリプチリン トリプタノールほか
トリミプラミン スルモンチール
ノルトリプチリン ノリトレン
クロミプラミン アナフラニール
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